ユーザー・インタフェース(UI)テンプレートは、Webページの外観を制御します。UIテンプレートは、ページまたはデータベース・ポートレットのいずれかに適用できます。テンプレートを適用することによって、ページのタイトル、タイトルの背景、ホーム・ページとヘルプ・ページへのリンクおよび背景の色とイメージを自動的に指定できます。
UIテンプレートは、多数のページの全体的な外観を標準化したり、プロバイダ内のデータベース・ポートレットのグループを標準化したりするのに適しています。たとえば、ヘッダーに企業のロゴやタイトルに企業名を表示したり、共通の背景イメージを含めたUIテンプレートをプロバイダ用に設計できます。プロバイダ内のすべてのデータベース・ポートレットで必ず同じUIテンプレートを使用するようにすると、外観を統一できます。
次のタイプのUIテンプレートを作成できます。
構成済UIテンプレート: このテンプレートはウィザードを使用して作成します。このウィザードでは、このテンプレートを使用するすべてのデータベース・ポートレットに適用される、イメージ、テキストおよびレイアウトなどの要素を指定します。構成済テンプレートは、データベース・ポートレットにのみ適用できます。
非構成済UIテンプレート: このテンプレートはユーザーが入力したHTMLコードに基づいて作成されます。非構成済UIテンプレートを作成するには、まず、HTMLコードを記述してWebページを作成します。このコードは他のソース(たとえば、他のWebページ・エディタなど)からOracleAS Portalにコピーすることもできます。
次に、そのコードを編集してHTMLに置換タグを追加します。そのHTMLコードの実行時に、置換タグによってデータベース・ポートレット、タイトルおよび他の要素がWebページに埋め込まれます。たとえば、#BODY#タグを追加して、チャートやレポートなどのデータベース・ポートレットを元のWebページの背景に追加できます。
独自のHTMLコードを記述するため、非構成済テンプレートの方が構成済テンプレートよりも凝った、高度なテンプレートを作成できます。
ページに適用できるのは、非構成済テンプレートのみです。